【2024年最新版】インドへADRを使って投資をしよう。インド株ADRのメリット・デメリットも紹介

ADRとは

ADRとは、American Depositary Receiptの略で、

日本語では「米国預託証券」と呼ばれます。

米国以外の株式が米国で流通しやすいように発行された有価証券を指します。ADRは、日本から投資をすることが難しい外国企業の株式等にも投資できます。なので、米国株式と同様に証券会社から取引できるので、

インド株をほぼ直接取引できる

といっても過言ではありません。

インド株ADRのメリット

インド株ADRのメリットを紹介します。

メリット① 日本で直接買えない株が買える

最初にも述べましたが、日本から直接投資をすることが難しい国の株を取引することができます。

米国市場を通じて、第３国の株を取引するイメージになります。

インドの他に、イギリス、オーストラリア、中国、ベルギー、台湾、南アフリカ、チリなどがあります。世界中の外国企業に投資することができるので、国際的な分散投資にもなります。

メリット② 二重課税がない

米国や中国などへの投資を行う場合、配当を受け取る際にその国と日本の両方で配当に税金がかかります。つまり、二重課税が発生してしまいます。

しかし、インド株ADRは二重課税が発生しません。

インド、イギリス、オーストラリアなどは、配当に対する課税がないのです。海外現地での配当課税がないので、配当に対する税金は日本だけで済むわけです。

米国市場に上場しているわけですが、外国企業なので米国での配当課税はかかりません。

これは、非常に嬉しいですよね。

メリット③ 円貨決済が可能

ADRは日本の証券会社から米国市場を介して、買うことができるとお伝えしてきました。

ADRの価格は米ドルですが、ほとんどのネット証券では、買付に円貨決済か外貨決済を選択できます。

つまり、インド株ADRを円貨で決済することも可能となるわけです。

直接購入することすら難しいのに、ADRを活用することで、円貨で購入するとこだって可能となるのは驚きですよね。

インド株ADRのデメリット

デメリット① 管理手数料

銘柄によりますが、ADRを発行する預託銀行の管理手数料がかかることがあります。

四半期～1年毎に1株あたり0.25～5セント程度

配当金から差し引かれますので、銘柄ごとに確認する必要があります。

しかし、ほぼ直接取引ができるようにしてもらえていることを考えると、５セントというのは良心的かもしれません。デメリットに書きましたが、メリットと言えるかもしれません。

銘柄の金額や配当額と相談して購入を決めるとよいですね。

デメリット② 上場廃止のリスク

株式という点で、ADRだけのリスクとは言えませんが、上場廃止のリスクは存在ます。

ADRの場合、現地での上場自体は廃止しないが、ADRだけ廃止するという場合もあります。

日本の企業では、京セラ（6971）が2018年6月にADRに上場を廃止しています。

インド株ADRの種類

さぁ、ADRについて詳しくなったところで、インド株ADRの種類についてみていきましょう。

私が使用しているSBI証券では、次の７銘柄のインド株ADRを購入することができます。

SBI証券HPより引用

事業内容の説明にもあるように、「インドを代表する」と記載がありますよね。また、日本で発売されているインド投資信託を見ても、構成銘柄に出てくるものが多いです。

おすすめインドADR３選

IBN：ICICI銀行

セクターは金融で、インドの銀行会社である。金融商品以外にも保険商品なども扱っている。

株価　26.48USD

PER　　　　　 17.88
純利益率　　　 30％
投資利益率　　 9％
一株利益(EPS) 29
総資産　　　　 右肩上がり
▲配当　　　　 0.65%

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HDB：HDFC銀行

セクターは金融で、インドを拠点とする民間銀行である。

株価　55.01USD

PER　　　　　 15.95
純利益率　　　 30％
投資利益率　　 6％
一株利益(EPS) 68.5
総資産　　　　 右肩上がり
▲配当　　　　 1.06%

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RDY：ドクター・レディーズ・ラボラトリーズ

セクターは医療で、インドを拠点とする製薬会社である。

株価　74.86USD

PER　　　　　 19.87
純利益率　　　 25％
投資利益率　　 19％
一株利益(EPS) 68
総資産　　　　 右肩上がり
▲配当　　　　 0.55%

最後に