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SBI・SCHD分配金ショック!でも諦めないで!今すぐできる3つの対策

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ネコ事務さん
ネコ事務さん

SBI SCHDの分配金が想像以上に低くて、どうしようって困ってるにゃ。

よわび先生
よわび先生

人気だっただけに、落胆の声がとても多いよね。ネコ事務さんも同じか。。。

でも、絶対に売っちゃダメ!分配金の推移やこれからの対策を知れば大丈夫!

ネコ事務さん
ネコ事務さん

焦ってしまってはいけないのか〜。ぜひ対策を教えてほしいにゃ!!

よわび先生
よわび先生

もちろん!じっくりSBI SCHDについて解説していくよ!

今回の分配金について

今年6月、待望のSBI版SCHD(正式名称:SBI・S・米国高配当株式ファンド)の初めての分配金が支払われましたね。結果は1万口あたり62円でした。

思っていたより少なく感じませんでしたか?多くの投資家は「70~80円くらいかな?」と期待していたようで、正直ガッカリした人も多かったようです。

1万口というと基準価額1万円相当ですから、例えば年初に100万円投資していた人でも今回受け取れたのは約6,200円程度なんです💦

年率換算すると約2.5~2.7%程度にしかならず、いわゆるタコ足配当(元本を取り崩した配当)じゃないか…という声も上がりました。

実際、SBIアセットの発表によれば62円の分配金は6月19日時点の基準価額9,102円に対して年4回換算で約3.03%相当だったそうです。

分配金の支払い原資も当期に受け取った配当金等の範囲内(約63.62円)に収まっており、無理のない運用ではあるようですね。

とはいえ、基準価額が下がっていた影響で特別分配金(元本払戻金)になってしまった人も多かったようです。特別分配だと税金はかからないとはいえ、自分の資産を取り崩して受け取ったようなものなので複雑ですよね…。

SNSでも「62円×年4回では3%にも届かない。SBI・SCHDは信託報酬も割安で人気でしたが、初回分配金は楽天版SCHDの初回85円と比べても低く、一部では落胆が広がりました。

楽天証券限定の「楽天・SCHD」ファンドは今年2月の初回分配金が85円と高めでしたが、同じSCHDを投資対象にしているSBI版は62円と見劣りする結果でした。

これは後発組のSBI・SCHDにとって痛手でした。ただし、この62円という数字、実はたまたま低かった可能性が高いんです。その理由を本家ETFの傾向から見てみましょう👀。

本家SCHDの分配金の推移

SBI・SCHDが連動している米国ETFのSCHD(シュワブ米国配当株式ETF)は年4回分配金を出しています。

実はその四半期ごとの傾向として、毎年1回目(3月頃)の分配金が一番少なく、年末に向けて高くなるパターンが多いんです。

現に2016,2017,2020年を除いては、3月の分配金が年間で最も低く、逆に6月や12月は高めでした。これはSCHDの組入銘柄の配当支払いスケジュールによるもので、3月は他の月に比べ低めになる傾向があるんです。

例えば2024年のSCHDの分配金は、3月が約0.20ドルに対し6月は約0.27ドルと大きく増えています📈。

9月は約0.25ドル、12月は約0.26ドルと推移し、年間合計では約0.99ドルほどでした。2023年は年間約0.89ドルほどだったので、前年比で約10%以上増配している計算です(ドルベース)。

SCHDは毎年増配傾向にあり、過去10年の平均分配利回りも約3.3%と安定しています。利回りが2%台に落ちた年は過去10年で2回だけ、ほとんどは3%台で、最高は約3.9%程度でした。つまり長期的には3%前後の利回りが期待できるETFなんです。

そして今年2025年も、その増配傾向が続いているようです。SCHD本家の直近の分配金(2025年6月末支払い分)は約0.26ドルで、3月の0.2488ドルから増加しました。

前年同時期(2024年6月0.2747ドル)よりも若干下がってしまったのは不安ですが、今後、順調なら今年の年間分配金も昨年を上回る可能性が高いでしょう。

実際、SBI版SCHDの運用会社も「3月は年間で比較的低い傾向だが、今後も安定したインカムゲインを提供していく」と説明しており、次回以降の分配金は増えていくと期待されています。

もしかすると次回(9月頃?)や12月の分配金は1万口あたり70円台に乗るかもしれませんね🤔。年間で見ればトータル250円以上(利回り3%近く)も十分射程圏内ではないでしょうか。

要するに、「今回62円だったのはたまたま低い四半期に当たっただけ」とも考えられます。

SCHD自体はドル建てでは増配を続けていますから、円ベースでも今後巻き返す可能性が高いです。初回が期待外れでも、ここで投資をやめてしまうのは早計かもしれませんね。

SBI・SCHD不調!3つの対策

とはいえ、今回の分配金が少なかったことで「SBI・SCHD大丈夫か?」と不安になった方も多いでしょう😥。ここからは、SBI・SCHDの不調(と感じたとき)に取り得る3つの対策についてお話しします。

対策①:買い増しによる口数の増加

一つ目の対策は「買い増しです。今回の分配金で物足りなさを感じた方こそ、逆にチャンスと捉えてみてはいかがでしょう?

SBI・SCHDは分配金落ち後に基準価額が下がりましたので、安く口数を増やす好機とも言えます。

実際、ある投資ブロガーさんは「取得単価9,233円に対し基準価額9,040円。数年下がってもいい、5,000円まで落ちても心は揺らがない。口数増やせるから」と豪語しています。分配金が期待より低くても、安くたくさん買えるメリットがあるわけですね。

特に今回は特別分配金(タコ足配当)になった方も多いので、その非課税で受け取った分配金をそのまま再投資するのがおすすめです。税金で目減りしなかった分、有効に使わないともったいないですよね。

基準価額が低いうちに買い増ししておけば、次回以降分配金が増えた時により多くの配当収入が得られます📈。長期投資前提なら、一時的な基準価額の下落は「口数を増やせるボーナスタイム」と捉えてみましょう。

実際、SNS上でも「これから分配金増えると信じて買い増し買い増し!」という前向きなコメントが散見されました。短期の不調で手放す人がいるなら、逆に私はチャンスと考えて拾っていきたいですね💪。

対策②:分配金を王道のインデックス投資へ

二つ目の対策は、「ポートフォリオの見直し」です。もしSBI・SCHDばかりたくさん持っている場合、分配金の再投資先を“王道”インデックスファンドに振り向けることも検討してみましょう。

SBI・SCHDは高配当戦略で人気ですが、どうしても市場平均のインデックスと比べると株価成長(キャピタルゲイン)の面で見劣りしがちです。

実際、過去5年の年平均リターン(ドルベース)はSCHDが年率11.7%なのに対し、S&P500連動のVOOは15.7%と大きな差があります。配当狙いのSCHDだけだと物足りない…と感じる方もいるでしょう。

そこで、例えばS&P500や全世界株式などのインデックスファンドと組み合わせて持つ戦略が有効です。

ある投資家は「S&P500とSCHDを半々で積み立てたらどうか」とシミュレーションし、キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当)もバランスよく得られる理想的な結果になったと報告しています。

S&P500で将来の成長を取りに行きつつ、SCHDで安定したインカムを得る――まさにいいとこ取りの戦略ですよね。

このように広く分散された王道インデックスをポートフォリオに加えることで、リスクとリターンのバランス改善が期待できます。SBI・SCHDに偏っていた方は、この機会に資産配分を見直し、分配金でeMAXIS Slimシリーズなど低コストなインデックスファンドを買い増すのもアリだと思います👍。

対策③:節約・副業による入金アップ

三つ目の対策は「入金力の強化です。投資のパフォーマンスが振るわない時こそ、自分でコントロールできる収入面のテコ入れを図りましょう。

サイドFIREを目指す上で収入を増やすことは非常に重要な要素であり、その手段のひとつが「副業」です。投資元本を増やせれば、多少リターンが低くても将来のリターン総額を底上げできますからね。

具体的には、日々の節約で浮いたお金や、副業で稼いだお金を新たな投資資金に充てます💰。幸いSBI・SCHDは分配金再投資にも向いていますし、新NISA枠も活用すれば非課税で再投資できます。

我々がおすすめの副業アイデアをお伝えします。YouTubeやブログ運営で情報発信して収益化を狙ったり、動画編集スキルを活かしてお小遣い稼ぎ、不要品をフリマアプリで販売して現金化するのも手軽ですね📱。

他にもありますが、最近はポイ活(ポイント活動)でコツコツ稼ぐなんて方もいます。僕たち自身、このチャンネルやブログといった副業で収入を増やし、その収入を全て投資に回すようにしています。

収入源が増えれば精神的な安定にもなりますし、副業で月数万円でも継続的に稼げればFIRE達成までの期間は大きく短縮できます。実際「まずは副業で月5万円稼ぐことから!」なんて有名YouTuberさんも言ってましたよ😊。

投資成績が振るわないと落ち込んでしまいがちですが、そんな時こそ攻め時」と捉えてみましょう。幸い支出を減らすことと収入を増やすことは自分の工夫次第で今日からでもできます。

FIRE達成には積立元本×利回り×期間の掛け算ですから、利回りがイマイチな時期は元本(入金力)でカバーする!このマインドも大切ですね🔥。

SBI・SCHDに対する周りの評価

次に、今回のSBI・SCHDに対する世間の評価を見てみましょう。ネット上の反応や資金の動きを知ることで、今自分が取るべき行動のヒントが得られるかもしれません📊。SNSや掲示板では、初回分配金について様々な意見がありました。

代表的なのは「思ったより少ない」「タコ足配当では?」という残念がる声ですが、一方で「3月配当は元々低いから心配無用」「円高の影響もあるし長期で見れば問題ない」と冷静な意見も見られました。

中には「2.5%程度の利回りなら、倒産リスクの低いトヨタやMS&AD、INPEXみたいな個別株買った方が良かった」なんて辛辣なコメントも…。

逆に「こんな短期間で何が分かる?慌てて損切りする人は滑稽だ」といった長期目線派の指摘もあって、賛否両論といったところですね。

要するに、短期の結果だけを見て悲観しすぎるのも楽観しすぎるのも禁物ということでしょう。私は腰を据えてどっしり構えるのが大事だと思います💡。

次に資金の流れを見てみます。SBI・SCHDは昨年末の設定直後から爆発的に資金が集まり、一時は純資産総額が150億円を超える勢いでした。

しかし直近1ヶ月の資金流入ランキング(ヤフーファイナンス調べ)を確認すると、SBI・SCHDはランキング32位、流入額は約82.6億円に留まっています。同じSCHDを投資対象とする楽天・SCHDも28位で約85.4億円と、ほぼ同程度ですね。

以前は話題性もあってトップクラスの人気でしたが、このところは資金流入ペースが落ち着いてきた印象です。

ちなみにランキング上位を見てみると、1位はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)でこの1ヶ月になんと1,611億円もの資金が流入しています💦。2位もeMAXIS Slim米国株式(S&P500)1,419億円の流入。

やはり王道インデックスの強さ・安定した人気が際立ちますね。

その他にも、3位にインベスコ 世界厳選株式(毎月分配型)、5位に(ゴールド)ファンドなどが入っていたり、9位には最近好調な米国ハイテク株指数連動(iFreeNEXT FANG+)が約171億円の流入でランクインしています。

どうやら直近ではグロース株やテーマ株の上昇を受けて、そういったファンドにもお金が流れているようです📈。こうした状況を見ると、一極集中の人気は続かないということですね。昨年末~今年初めにかけてSCHD系ファンドが大人気でしたが、今は再び分散投資の王道商品に資金が回帰しているように思えます。

楽天・SCHDとSBI・SCHDの2つを合わせても、この1ヶ月の流入額は約170億円ほどで全世界株式1本の1割強に過ぎません。やはりみんなメインストリームのインデックスに戻ってきている感じですね。

加えて、楽天・SCHDについて補足すると、初回85円→2回目70円と分配金が減少しており、しかも2回連続で元本払戻金(特別分配)だったとの報告もあります。つまり楽天版も課題は同じなんです。

為替や配当タイミングの影響で分配金がブレるのは両ファンド共通ですし、SBI版だけが特別に悪いというわけではありません。楽天・SCHDは先行して運用を開始した分、年末の多い配当を掴めたため初回が多めだっただけとも言えますね。

ですから「あっちの方が良かった!」と慌てて乗り換えるのも得策ではないでしょう💦。自分の投資方針に沿ってブレないことが大切だと思います。

まとめ

今回はSBI・SCHDの初分配金が予想より少なかった件について、原因や対策を見てきました。確かに分配利回り2%台半ばでは期待外れ感があり、人気も一時より低下しています📉。しかし、だからといって慌てて売ってしまうのは待ってください

SCHDという商品は本来、長期目線で持つことで真価を発揮するファンドです。今回1回の分配が少なかったからと言って「SCHDはダメだ」なんて判断するのは早すぎます。

むしろ先ほど確認したように、本家SCHDの分配金は順調に増加傾向ですし、円高の逆風さえ和らげば次回は増配も十分期待できます。

投資会社も「インカムと成長の両取りを目指す」と明言しています。ですから、ここは信じてホールド継続、あるいは押し目買いで口数を増やすくらいの気持ちでいたいですね。

また、今回学んだように一つの商品に固執しすぎずポートフォリオ全体を見直すことも必要です。分配金が物足りなければ他のファンドに再投資してリスク分散する、運用が不調なら自助努力で収入を増やして補う——こうした柔軟な発想がFIREへの道を支えてくれます。

特に人気の盛り上がりや沈静化に翻弄されると高値掴み・安値手放ししかねませんから、流行に振り回されない軸を持ちたいですね。

最後に今回の学びを共有しましょう。高配当投資は配当金に一喜一憂しがちですが、短期の結果より長期的な増配傾向とトータルリターンに目を向けることが大切です。SBI・SCHDの初分配金は確かに少なかったものの、これはスタート地点に過ぎません。

長期保有を前提にすれば、今後増配や基準価額の上昇で巻き返す可能性は十分あります。その間に我々個人投資家ができることは、安い時に買い増し、他の資産とのバランス調整、そして入金力アップでしたね👍。どれもFIRE達成には欠かせない行動です。

今日の内容で「見て良かった!」と思っていただけたら嬉しいです😊。少しでも不安が解消され、今後の戦略のヒントになれば幸いです。

SBI・SCHDに限らず、投資は山あり谷ありですがコツコツ続けていけば必ずサイドFIREというゴールに近づくと信じています。これからも一緒に勉強しながら頑張っていきましょう!

最後までご視聴ありがとうございます! 少しでも参考になったという方はぜひ高評価ボタン👍とチャンネル登録をお願いします🙏。コメント欄でも皆さんのご意見や今後扱ってほしいテーマなどお待ちしています!

それでは今日はこのへんで…。皆さん、引き続き一緒にFIREを目指して頑張りましょう🔥!

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